W1SAのてんとう虫タンク、コーティングが剥がれるの巻

ダブワンの主治医から連絡があり、タンクのコーティングがズタボロになっているとのこと。
このW1SAは僕の元に来た時からてんとう虫タンクがついている。
そして、コーティングがすでに施された状態だった。
何となく気分転換でタンクの交換を考えていた今日この頃、の報せだ。
父とWで遊んでいた頃の古いアルバムを引っ張り出した。父のW1SAには青メッキのタンクが載っている。
メッキは所々剥がれ、青い部分は色が飛んでいる。
父は後にW1SAの水色タンクを入手して載せ替えを行い、青メッキタンクは物置に置かれていた。
この青メッキタンク、20代の時はただの「くたびれたタンク」くらいにしか思っていなかった。
けれどこうして眺めていると、なんとも味わい深いものがある。
なんというか、人の気配を感じるのだ。
例えば膝が当たっていた部分は擦れ、ガソリンが溢れた後は傷みがある。
そんな風にしてボロいタンクを載っけようと、主治医に託している。
話は戻って、てんとう虫タンク。

こんな風にして、ガソリンコックのところもグザグザにコーティングが剥がれているとのこと。
コーティングが剥がれ始めるとやっかいで、全て剥がさなければならない。
労ったつもりがダメになる。まるで、絆創膏の下でふやけた傷口みたいじゃないか。
歳をとると、こうして内側からダメになって行くのは人も工業製品も同じようだ。
まあいいか。
青メッキタンクを楽しみに、これから過ごそう。